入園後、毎月いくらかかるのかを調べようとして、保育料の案内で手が止まることがあります。基本保育料が無料でも、延長保育や園ごとの実費まで全部無料になるわけではありません。
練馬区の地域情報メディア『ネリマニア』でエリアを担当している、えりです。わたしは費用の話ほど、まず基本分と別にかかるものを分けて見るようにしています。
この記事では、認可保育園等の基本保育料、延長保育、給食費、園ごとの実費、認可外保育施設の費用まで、練馬区で確認したい順番に沿ってまとめます。
認可保育園等の基本保育料は現在無料
練馬区では、2025年9月から認可保育所、地域型保育事業、認定こども園を利用するすべての児童の基本保育料が無料になっています。
以前のように、世帯の住民税額から認可園の基本保育料を計算する必要はありません。ただ、毎月の支払いがすべてなくなるわけではない点には少し注意が必要です。
費用を見るときは、基本保育料と別にかかる費用を分けて見ると、候補園を比べるときに数字が混ざりにくくなります。
- 基本保育料
-
練馬区では認可保育所等を利用するすべての児童が現在無料です。
- 別に確認する費用
-
延長保育料や園帽、用品、行事などの実費がかかる場合があります。
以前の住民税別の保育料表と混ぜない
以前の練馬区では、世帯の住民税額などをもとに基本保育料が決まる仕組みでした。そのため、過去の記事や保存した資料に住民税別の保育料表が残っていることがあります。
現在は認可保育所等の基本保育料が無料なので、古い料金表に年収や住民税額を当てはめて、今の負担額を出す必要はありません。
一方で、認可外保育施設の無償化や補助では、課税状況が条件に関わる場合があります。何の料金を見ているのかを分けると、案内の読み違いを防ぎやすくなります。
保育時間区分より迎えの時刻を先に見る
保育の必要量には、保育標準時間と保育短時間があります。保育標準時間は1日あたり最長11時間、保育短時間は最長8時間が目安ですが、園で過ごせる時刻は園ごとに異なります。
共働きで園を探しているなら、区分の名称より先に、実際のお迎え時刻が希望園の基本保育時間内かを見たいところです。通勤時間や勤務終了時刻を重ねてみると、延長が必要な日が見えてきます。
保育標準時間の認定でも、園の基本保育時間を過ぎれば延長扱いになる場合があります。認定区分と園の基本保育時間を並べて見ることが大切です。
えりお迎え時刻を入れると費用が見えやすいです
基本保育料が無料でも別料金は残る
「保育料が無料」と聞くと、園で発生する費用まで0円と思いやすいものです。練馬区の認可保育所等では基本保育料は無料ですが、延長保育料は保護者負担とされています。
園帽、カラー帽、連絡帳、写真、行事、布団のリースなどは、園ごとに実費が設定されることがあります。無償化の案内と園の入園案内は、同じ紙として扱わずに読むほうが安心です。
0円だから費用比較は不要、と急いで決めないこと。延長、用品、送迎まで含めると、毎月の負担の感じ方は園によって違ってきます。
認可外保育施設は料金と助成を別に見る
認可外保育施設は、認可保育園等とは料金の決まり方が異なります。月額保育料のほか、入会金、給食費、教材費、延長料金などを施設ごとに確認する形です。
認可外施設には無償化や練馬区の補助制度がありますが、年齢、課税状況、保育の必要性の認定、施設の要件などで扱いが異なります。対象かどうかは、個別に区の最新案内で確認が必要です。
認可と認可外を比べるときは、表示されている月額だけで決めません。助成後に自分で払う保育料と、給食費や登録料などの実費を分けて並べると、比べやすくなります。
| 施設の区分 | 最初に見る費用 |
|---|---|
| 認可保育園等 | 延長保育料と園独自の実費 |
| 認可外保育施設 | 助成後の自己負担額と実費 |
延長保育料は実際のお迎え時刻に重ねて見る
延長保育料は、基本保育料の無償化とは別に確認する費用です。園の基本保育時間、認定区分、利用する時間帯によって、延長扱いになるかが異なります。
毎日は使わない予定でも、残業、会議の延長、電車の遅れなどで利用する日が出ることがあります。希望園を比べるときは、普段のお迎え時刻を一度当てはめてみると現実的です。
わたしは帰宅後の犬たちの世話まで考えると、送迎が数十分ずれるだけでも気になります。駅から園までの道と、お迎えの時刻を一緒に見ておくと無理がありません。
- 園の基本保育時間
- 自分の保育時間の区分
- 延長保育が始まる時刻
- 延長保育料と申込方法
- 補食や夕食の扱い
給食費と園独自の実費は分けて確認する
練馬区に住所がある世帯が区内の認可保育園等を利用する場合、給食費は免除と案内されています。主食費と副食費のどちらも、区の制度上は保護者負担にならない扱いです。
副食費はおかずやおやつなどにあたる費用です。ただし、練馬区外の施設を使う場合や、区外在住で区内園を利用する場合は、扱いが異なることがあります。
給食費が免除でも、行事費、写真代、用品代などは別に発生する園があります。費用表を受け取ったら、「入園時だけ」「毎月」「必要なときだけ」に書き分けると見返しやすくなります。
きょうだいがいる場合も今の制度で読む
以前の保育料制度では、きょうだいの人数や世帯状況によって基本保育料の負担が変わる仕組みがありました。過去の案内に多子世帯向けの軽減が載っているのは、そのためです。
現在は練馬区の認可保育所等で基本保育料が無料なので、認可園の基本保育料については、きょうだいの人数で金額を計算する必要はありません。
ただし、認可外保育施設の補助や各園の実費では、利用条件によって見方が異なる場合があります。きょうだいがいる家庭も、施設区分から読み始めると混乱しにくいです。
練馬区公式の料金案内を読む順番
練馬区の公式サイトでは、認可保育園等なら「保育料の無償化」と「認可保育園等の保育料・副食費について」を見ます。認可外保育施設は、認可外施設向けの無償化や補助の案内を別に確認します。
先に利用予定の施設区分を決めると、認可園の基本保育料と認可外施設の助成を混ぜずに読めます。制度は年度や利用条件で変わることがあるため、申込み前に最新の公式案内へ戻る流れです。
認可保育園等か認可外保育施設かを、案内の最初に確認します。
認可園は基本保育料を、認可外は利用できる助成制度を確認します。
延長保育料や用品代などを、園の案内で別に確認します。
毎月の暮らしに重ねて費用を見てみる
現在の練馬区では、認可保育園等の基本保育料は無料です。それでも家計を見るときは、延長保育を使う日、園独自の実費、送迎にかかる時間まで重ねて考えるほうが実感に近づきます。
わたしなら、候補園が決まったら「毎月かかるもの」と「入園時だけ必要なもの」を別にメモします。お迎えの時刻を入れて延長がありそうなら、その費用も毎月側に置きます。
今日、園の資料や練馬区の公式案内を開いたら、「基本保育料」「延長保育料」「園ごとの実費」を三行だけ書き出してみてください。認可外を検討中なら、助成後の自己負担額も別の行に置くと、家族と話すときの気持ちが少し軽くなります。帰宅後にそのメモを見直せる時間になったらうれしいです。












