大雨が続いたあと、ニュースやSNSで「床下浸水」という言葉を見かけて、床上浸水とは何が違うのか、区としてはどう扱うのか、気になったことはないでしょうか。
地域情報メディア『ネリマニア』のエリア担当ライター、えりです。練馬区に住んでいると、河川沿いだけでなく内水氾濫の情報も気になります。わたしも、まず言葉の意味から確認するようにしています。
この記事では、床下浸水という言葉の意味、練馬区の過去の浸水記録の探し方、被害が起きた場合の公的な手続き、公式情報の確認先の順に整理します。
床下浸水とはどんな状態を指すか
床下浸水は、住家の床より上まで水が達する「床上浸水」には至らない程度の浸水を指す言葉です。
床より下の空間などに水が入り、室内の床面までは水が上がっていない状態が一つの目安になります。ただし、被害の程度を見た目だけで決めず、必要な手続きでは区の案内に従います。
同じ床下浸水でも、住宅の構造や水の入り方によって影響は異なります。水が引いたあとも住宅設備などが気になる場合は、自己判断だけで済ませないようにします。
床上浸水との差はどこにあるか
床上浸水は、住家の床より上まで水が達した状態などを指します。床下浸水とは、住宅の床面を一つの境として言葉が分かれています。
- 床下浸水
-
床上浸水には至らない程度の浸水を指します。
- 床上浸水
-
住家の床より上まで水が達した状態などを指します。
この記事では、自宅の被害がどちらに当たるかを個別に判定することはせず、言葉と手続きの違いを確認するところまでにとどめます。
練馬区の浸水履歴を確認する方法
練馬区公式サイトには、平成元年以降に区内で被害報告があった浸水履歴が公開されています。
浸水履歴は過去の被害報告を見る資料です。一方、水害ハザードマップでは、石神井川、白子川、江古田川の洪水や内水氾濫による今後の浸水リスクを確認できます。
わたしも自分の生活圏の履歴を初めて見たとき、思っていたより広い範囲に記録があることに気づきました。ただ、過去の記録があるかどうかだけで、これからのリスクを判断しないようにしています。
内水氾濫と河川氾濫の違いを知る
見落としやすいのが、浸水の原因が河川の氾濫だけではないことです。
練馬区水害ハザードマップでは、赤枠で囲まれた区域に石神井川、白子川、江古田川の洪水による浸水リスクが示されています。赤枠以外で色がついた区域では、内水氾濫による浸水リスクを確認できます。
内水氾濫は、下水道などで雨水を排水しきれず、水浸しになる現象です。川から離れているから大丈夫と決めず、最新の水害ハザードマップで自宅周辺を確認します。
被害記録や罹災証明書の扱い方
地震や風水害などで被害を受けた場合、練馬区では被害の内容に応じて、罹災証明書、被災証明書、被災届出証明書を発行しています。
罹災証明書は、被害を受けた住家について被害の程度を証明するものです。住家以外のカーポートや塀、事業所などは被災証明書、被害を届け出た事実の証明には被災届出証明書があります。
被害状況が分かる写真は、証明書の手続きで必要になる場合があります。ただし、浸水中や危険が残っている場所へ撮影のために戻らず、まず自分や家族の安全を確保します。
区役所の手続きで確認したいこと
罹災証明書と被災証明書は、災害が発生した日の翌日から起算して1年以内が申請受付期限です。大規模災害では取り扱いが変わる場合があるため、そのときの区公式情報を確認します。
危険がなくなってから、住宅や設備の被害状況が分かる写真を残します。
住家か住家以外かなどを確認し、必要な申請書や本人確認書類、写真などを準備します。
必要に応じて区職員が現地調査を行い、被害の程度や事実を確認します。
被害が軽微な場合などは、写真による確認で現地調査を省略することがあります。証明書の種類によって流れも異なるため、申請前に危機管理室防災推進課防災事業推進係の最新案内を確認するようにします。
支援制度があるかを調べる順番
被害を受けたときは、使える支援制度や減免制度があるか気になるところです。ただし、床下浸水という言葉だけで対象になるかどうかを判断することはできません。
制度ごとに対象となる被害の程度や世帯などの条件が異なり、災害時に新たな案内が出る場合もあります。
まず証明書の扱いを確認し、そのうえで練馬区の被災者向け案内から、自分に関係する制度があるかを一つずつ見ます。
住宅設備への影響で注意する点
床下に水が入った場合、給湯器や配管、電気設備などへの影響が気になることもあります。
設備の点検や修理、電気まわりの安全確認は、住宅の状況によって対応が異なります。この記事では個別の判断には踏み込みません。
水が引いたように見えても、自分だけで設備の安全性を決めず、必要に応じて専門業者や関係窓口へ確認します。
公式情報を確認できる窓口の探し方
公式情報の探し方に迷ったときは、まず練馬区公式サイトの水害・防災情報を起点にします。調べたい内容によって見るページを分けると探しやすくなります。
- 今後の浸水リスクは練馬区水害ハザードマップ
- 過去の被害報告は練馬区の浸水履歴
- り災証明書等は危機管理室防災推進課防災事業推進係
窓口名や電話番号は変更される可能性があるため、実際に問い合わせるときは練馬区公式サイトの「り災証明書等の発行について」に掲載された最新の連絡先を確認します。
誤解しやすい点と自己判断の注意
床下浸水だからといって、必ず特定の支援や補助の対象になるわけではありません。使える制度は、被害の程度や制度ごとの条件を確認して判断します。
えり被害の言葉だけで決めず、必要な手続きを確認したいですね
また、「床下浸水」という言葉と、り災証明書で行う住家の被害認定は分けて考える必要があります。証明書が必要な場合は、区の手続きに沿って被害の確認を受けます。
被害直後は情報が多くなりやすいので、まず安全確保と被害の記録、そのあとに区の最新案内を見る順番にします。
過去情報と現在の制度を混同しない
以前に見たハザードマップや手続き案内を、そのまま現在も使えると思い込まないことも大切です。
練馬区の水害ハザードマップは2026年6月に改訂されています。浸水リスクを調べる場合は、現在公開されている最新版かどうかを確認します。
り災証明書等の必要書類や受付方法についても、実際に申請するときは公式ページの更新日と最新案内を見ます。
この記事から自分が確認すること
まだ被害を受けていない段階で自宅周辺が気になるなら、まず練馬区の最新水害ハザードマップと浸水履歴を開いてみます。将来の想定と過去の被害報告は、別の情報として確認します。
わたし自身、自分の生活圏の履歴を確認してから、大雨のニュースを見るときも「過去にどうだったか」と「これから何が想定されているか」を分けて見るようになりました。
実際に被害を受けた場合は、まず身の安全を優先し、安全が確保できてから被害状況を記録します。そのうえで、練馬区の最新の罹災証明書等の案内を確認するところから始めてください。












