英語を取り入れた保育施設を探し始めると、「保育園」と書いてあっても区へ申し込むのか、施設へ直接連絡するのかで迷います。英語を使う時間がどのくらいあるのかも、名前だけでは分かりにくいところです。
練馬区の地域情報メディア『ネリマニア』でエリアを担当している、えりです。わたしは場所を見るとき、内容を比べる前に、毎日の行き帰りが無理なく続けられそうかを考えるようにしています。
今回は、「英語保育園」という呼び方の受け取り方から、施設区分、保育時間、費用、送迎、申込み先までを順にたどります。候補を比べる前に、まず何を確かめるとよいかを整理しました。
英語保育園は制度上の名前ではない
「英語保育園」は、英語を使う保育や活動を行う施設を探すときに使われることがある呼び方です。ただし、行政上の施設区分そのものではありません。名称だけで認可か認可外かを判断しないことが最初の注意です。
英語を使って一日の多くを過ごす施設もあれば、日本語での保育に英語活動を組み合わせる施設もあります。英語教育という言葉だけでなく、一日の流れや実際に英語を使う時間帯まで見たいところです。
えり名前より先に施設区分を見ます
認可と認可外で申込み先が異なる
練馬区の認可保育園や地域型保育事業などは、区の保育園等利用申込みから手続きをします。一方、認証保育所や企業主導型保育施設などを含む認可外保育施設は、原則として利用したい施設へ直接申込みます。
認可施設の利用には、保育の必要性の認定や、申込みが定員を上回った場合の利用調整があります。認可外保育施設は、受入年齢、定員、募集時期、選考方法が施設ごとに異なります。入口から別の仕組みです。
- 認可施設
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練馬区へ利用を申し込み、必要に応じて利用調整が行われます。
- 認可外保育施設
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原則として、利用の相談や申込みは各施設へ直接行います。
練馬区の認可外保育施設一覧には、さまざまな名称の施設が掲載されています。ただ、施設名だけでは英語を使う時間や保育内容までは分かりません。施設区分と申込み先を見てから英語環境を比べると、候補の見方が落ち着きます。
利用したい形を三つに分けて考える
英語を取り入れたい理由は、家庭によってかなり違います。英語を使う保育を探していても、長時間の預かりが必要なのか、保育の中の英語活動でよいのか、週数回のスクールでよいのかで、候補の種類が変わります。
平日の仕事中に預ける場面を想像すると、まずは保育時間と曜日を見たくなります。英語に触れる機会を増やしたい場合は、短時間クラスも選択肢になります。目的を一度言葉にしておくと、見学先が増えすぎません。
| 利用したい形 | 最初に見る内容 |
|---|---|
| 英語中心で長時間預けたい | 保育時間、対象年齢、英語を使う場面、申込み先 |
| 日本語保育と英語活動でよい | 英語活動の回数、時間帯、担当者、追加費用 |
| 週数回のスクールでよい | 曜日、クラス時間、欠席時の扱い、送迎の必要 |
保育施設とスクールは役割を分けて見る
長時間の保育を目的とする施設と、教育プログラムや短時間クラスを中心とするスクールでは、利用する時間帯や契約の内容が異なります。「英語を学べる場所」という言葉だけで、同じものとして扱わないほうが分かりやすいです。
預ける時間が生活の中心になるなら、開所日、延長保育、給食、長期休み中の扱いまで気になります。週数回の利用なら、クラスの曜日や開始時刻も大事です。自宅で必要な時間を先に書き出すと、施設とスクールを比べやすくなります。
英語の量より困った時の対応を見る
見落としやすいのが、英語を使う時間の長さだけを比べてしまうことです。英語の歌や活動を行う形と、日常の保育中にも英語を使う形では、子どもが過ごす環境が異なります。英語に触れる量は、施設ごとに確かめます。
それと同じくらい聞いておきたいのが、子どもが泣いたときや体調が悪いときの対応です。言葉で気持ちを伝えにくい年齢では、日本語でフォローできる職員がいるか、保護者への連絡はどの言語で行うかも気になります。
わたしが施設情報を見るときは、ここで一度立ち止まります。英語中心かどうかより、困った場面で子どもが安心して頼れる大人がいるかを知りたいからです。見学では、普段の声かけや体調不良時の流れを聞くと想像しやすいと思います。
- 英語を使う場面と時間帯
- 日本語で対応できる職員体制
- 保護者への連絡方法と言語
- 体調不良時の連絡とお迎え
保育時間は帰宅までの流れで見ておく
施設の開所時間と、自分の契約で実際に利用できる時間が同じとは限りません。認可施設では保育の必要量に応じた利用時間があり、認可外保育施設では施設ごとの契約内容を確認します。朝夕の延長が別料金になる場合もあります。
練馬区の認証保育所は、施設ごとに違いはあるものの、1日13時間以上開所する制度です。ただし、受入年齢、利用時間、土曜日の扱い、慣らし保育の時間は各施設で異なります。開所時間だけで利用時間を決めないことが大切です。
わたしなら、最寄り駅から施設までの時間だけでなく、お迎えから帰宅するまでの道も見ます。雨の日や荷物が多い日でも続けられるかを考えると、候補の違いが見えやすくなります。送迎は毎日の予定に入るものです。
料金は年間の負担額で比べてみる
練馬区では、認可保育所、地域型保育事業、認定こども園を利用する子どもの基本保育料が無償化の対象です。ただし、延長保育料や行事費など、施設が独自に徴収する実費は別にかかる場合があります。
認可外保育施設は施設ごとに料金が設定され、無償化や保育料補助の対象になる場合があります。対象条件や上限額は、年齢、世帯の状況、施設区分、確認状況などで異なります。補助額は申込み前に区と施設へ確認が必要です。
月額から補助額を引くだけではなく、入会金、教材費、給食費、延長料金、送迎費まで含めて一年分を書き出すと、負担の全体が見えてきます。補助後の月額ではなく年間の支出で比べると、家庭の予定にも置きやすくなります。
送迎の有無は自宅からの道で想像する
送迎バスの有無は、施設区分ではなく各施設のサービスです。運行している場合も、停車場所、曜日、対象年齢、追加料金は異なります。徒歩や自転車で通う場合は、ベビーカーや自転車送迎の扱いも聞いておくと安心です。
大泉学園、石神井公園、練馬、練馬高野台など、同じ区内でも駅から施設までの道はそれぞれ違います。候補が決まったら、見学の行き帰りに実際の通園経路を歩くと、朝の混み方や入口の分かりやすさが見えてきます。
届出状況は区と東京都の情報で照合する
練馬区は、東京都へ届出を行っている認可外保育施設の一覧を公表しています。認可外保育施設を検討するときは、施設名と所在地が一致しているかを確認します。似た名称の施設もあるため、住所まで見比べると安心です。
認可外保育施設には、東京都の指導監督基準を満たす証明書が発行されている施設があります。練馬区の補助や無償化では、この証明書や対象施設としての確認状況が関係する場合があります。料金表と一緒に一覧の表示も見ておきたいところです。
認証保育所は、東京都が定める基準を満たした認可外保育施設です。認可保育園とは別の区分で、申込みは施設へ直接行います。言葉が似ていても、手続きまで同じとは限りません。
公式情報と見学で聞く内容を分けておく
公式サイトでは、施設区分、所在地、対象年齢、開所時間、料金表、申込み方法を確認します。そのうえで見学では、現在の空き状況、慣らし保育、英語を使う時間、送迎の細かな運用を聞くと、知りたいことが重なりません。
練馬区へ申込む認可施設なら、区の保育利用案内や保育課の案内が確認先です。認可外保育施設や認証保育所なら、施設の公式案内と区の認可外施設一覧を並べて見る流れになります。役割を分けると、電話で聞くことも決めやすいです。
区の一覧と施設公式サイトを見て、名称と所在地を確認します。
長時間保育か短時間クラスかを、家庭の予定に合わせて書きます。
日本語での対応、保育時間、年間費用から聞く順を決めます。
よくある勘違いを候補探しの前にほどく
「インターナショナルスクールだから認可外」「英語活動があるから英語中心」といった受け取り方は、少し急ぎすぎかもしれません。施設名や紹介文は入口として役立ちますが、行政上の区分と日々の保育内容は別に確かめる必要があります。
また、補助の対象と聞くと費用全体が軽くなるように感じることがあります。実際には対象の条件や上限があり、延長、給食、教材、送迎などは別扱いになる場合があります。気になる金額は、施設と区の案内を合わせて見たいところです。
迷ったときは利用したい形を書いてみる
候補がいくつか出てきた今日なら、施設名の横に「長時間保育」「保育と英語活動」「週数回のスクール」のどれに近いかを書くだけでも十分です。その一言があると、見たい保育時間や申込み先が自然に分かれてきます。
わたしは、英語の時間が多いことだけで決めず、困ったときに日本語で受け止めてもらえるかも知りたくなります。子どもが毎日過ごす場所なら、通う道やお迎えの時刻も含めて考えるほうが、自分には合っています。
今週末、気になる一施設だけ公式サイトを開き、施設区分と年間でかかりそうな費用をメモに残してみてください。入会金、給食費、送迎費の欄まで見ると、次に聞きたいことが一つ浮かびます。みなさんが納得して見学へ向かえる時間になったらうれしいです。












